国上






 季節の歳時ごとに作られるお菓子を食べるのもまた愉しみです。
 棹ものとは細長い型に仕上げた羊羹や外郎カステラなどのことですが、型枠やカップに流し込んで作ったものは別名流し物とも言います。
 童庵の棹もの・流し物には商品名良寛ようかん栗、良寛ようかん梅、良寛ようかん抹茶とそれぞれの半分サイズ“独り占め”と粒あん仕立ての国上とカップ流しの月よみがあります。
 また季節商品は春の苺羊羹、夏の水菓、秋の栗蒸し羊羹、飯村のお芋などです。
 そのほか浮島仕立ての貞心、浮島に羊羹で化粧した五合庵、春季限定の春の野は複数の技法を重ね合わせた美しい棹ものです。


羊羹(ようかん)
 

   
 ようかんは漢字で羊羹“ヒツジのあつもの(茶碗蒸し)”と書きます。
 これは鎌倉から南北朝時代に中国に留学した禅宗の僧侶たちによって「飲茶」の習慣も伝たえられましたが、点心の中に“羊羹”“猪羹”“鳥羹”などに記述があり、中国では当時トリ、ケモノの肉肝を羹にしたものを点心に用いたとあります。 殺生を戒める日本の仏教思想から羹の中には動物の肉より豆や野菜を入れるようになりましたが、羊羹の名のもとやがて小豆と小麦粉に甘葛を加えて蒸しあげた蒸し羊羹に発展、16世紀なって寒天と砂糖を使った練羊羹が出現、江戸時代になって羊羹は練羊羹が主流となり現在に至っています。




粒仕立ての絶品「国上」


 栗きんとんと餅の入った羊羹。小倉山の真中に栗あんと求肥餅を重ねたお菓子。
餡にこだわる童庵の最高級棹菓子です。

消費期限 10日間



販売価格 2,000円(税込2,160円)

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